鎖した心、偽りの孤独 ********** この手に掴み取る事を夢見る 黒い髪を撫でる鏡の中 無機質なビルに響く足音、耳をすまして考えていた 光に誘われ瞳を開いて、眼に映る物を受け入れた 今日も過ぎた季節の中に、独り取り残されている どうして?なぜなの?疑問ばかり抱えて 一体なにを知りたかったのだろうか 不器用で臆病な脆弱な心だけれど、この瞳の奥に何か残したかった 心を閉ざす事に慣れ過ぎていた どんな顔をしていたか覚えてない 外に出歩いては街を眺める 斜に構えた面で見続けていた 行き交う人の笑顔に戸惑い、造り笑いが板に付いた 今日も明日も流れ歩いて 涙無しに生きていくのだろう どうして?なぜなの?疑問ばかりが増えて 小さすぎる心が儚いよ 刻まれた心でもどこかに残したい、人一人の想い繋ぎ止めたくて 嘘の塊のような蟠り 打ち消したい気持ちが逸り空回りして頭を垂れる 声に乗せた想いは素通りして消え逝く 踏み締めるこの足の一歩を力強くと願う どうして?なぜなの?疑問を投げ掛ければ 受け入れる事から逃避出来ていた どうして?なぜなの?疑問を考えていれば 受け止める事を否認出来ていた どうして?なぜなの?疑問ばかり抱えて 一体なにを知りたかったのだろうか 不器用で臆病な脆弱な心だけれど、この瞳の奥に何か残したかった どうして?なぜなの?疑問ばかりが増えて 小さすぎる心が儚いよ 刻まれた心でもどこかに残したい、人一人の想い繋ぎ止めたくて **********