断罪 ********** 春風そよぐ中 眼を閉じ思い出した 暖かな陽射しの中 探る様に思い出す 何度も躓いてその度見上げると ゆっくりゆっくりと又一つ思い出していく いつから雨に撃たれる事に縋っていたのだろうか 許しを請うのはまだ早い振り返るには若すぎる 止まって見える雨は静寂で穢た身体を取り残していく ゆるりと纏わり付く水滴は涙に似せられないで 北風身に染みる まばゆい月夜の下 澄んだ空気を吸い 少し気を紛らわす 白い息の様に 留める事は出来ず 形を求める度 過去が崩れていく いつまで雨に撃たれていれば小石は減るのだろうか 躓くことに恐れたまま走りだすには弱すぎる 止まって見える雨は静寂で穢た身体を取り残していく ゆるりと纏わり付く水滴は涙に似せられないで 失う体温は戒めの表し後悔を象っていく 暗がりは狭い心の空間の扉を隠したままで いつかは音を美しく捉えれるのだろうか 嘆き足掻く贖罪のなか叫び続けるのだろう 止まって見える雨は静寂で穢た身体を取り残していく ゆるりと纏わり付く水滴は涙に似せられないで 失う体温は戒めの表し後悔を象っていく 暗がりは狭い心の空間の扉を隠したままで **********